【はじめに】

みなさん、こんにちは。
2020年3月入会の岡本裕樹(オカモトユウキ)と申します。https://twitter.com/PROGRESS_okmtYk

さて、2022年3月から始まりました『クラス制度』
僭越ながら、1組委員長と生徒会ビギナーサポートチームを拝命しました。
私を含めて、誰も経験したことがない取り組みです。
それぞれが期待と不安の濁流の中、混沌を泳いでいることと思います。
そこで今後の為にも、クラス活動の記録を残そうとコラムを投稿します。
成功も失敗も、PGの共有財産として、何か参考になれば幸いです。

※なお、このコラムは誰かを批判したり、内容を強制する意図は一切ありません。
あくまでも、私自身の忘備録として書きました。
委員長の立場、クラスメンバーの立場、それぞれが全力を尽くしていることを知っています。
どの立場の人とも、協力をしながらPROGRESS(前進・進化)することだけが望みです。
プレッシャーに感じたり、誰かを責めたりすることのないよう、ご留意ください。

【3月上旬】

▼施策
『委員長代理を複数名募集して、運営チームを作る』
それぞれの目標を立ててもらい、クラス制度期間中に「”なりたい自分”にPROGRESS(前進・進化)すること目指す」
しかし、その目標が「委員長や運営の役割を経験してみたい」の場合、すでに岡本が委員長であることで達成が難しい。
そこで希望者を募り、クラス運営チームを編成する。
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◆うまくいった点
①特になし
チーム編成の進め方を誤り頓挫。即座に軌道修正をおこなう。

◆気になった点
①クラス制度は過半数以上が非アクティブ勢
これまでTVなどで積極的な発信はしていないが、クラス制度をきっかけに交流をしたい人が多い印象。
その人たちから見れば、委員長に任命されたメンバーもそうでないメンバーも「よく知らない人」であり、”委員長代理チーム”以前に、誰がクラスの中心なのか掴めない。

②委員長への直談判
どのクラス、どのコミュニティでも起こりがちだが、代表者に直談判するケースがある。(ツイート、ラウンジ、Zoom、DMなどで要望を伝える行為)
「こうした方がいいと思いますよ」とアドバイスをしてくれるのだが、自身で実行に移すまではいかない。
それらの返信、(不満の場合は対応)に時間や労力のコストが発生する。

※決して、直談判をするメンバーを批判してはいません。
代表者は、その声をいかに拾い上げるシステムを作るかという、組織運営における建設的な議論が目的です。

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■改善点
まずはクラスの核(コア、中心、土台、火の玉)が何かを定義しなければ、求心力が生まれないと考えました。
つまり、「1組とはこんなクラスである」という特色が生まれるまでは、委員長である自分が火の玉となる必要がある。
まず代表者が、みんなに目に見える形で行動した結果を提示する。
それによって、熱量と質量と引力が発生する。
誰かに役割を任せるのは、核や土台が出来た後におこなう方がよいと改めました。

次に直談判ですが、内容を二つに分別することにしました。
提案:企画を立案し、責任者となって実行するので、許可と権限を求める行為
要望:アイディアを代表者に伝え、代わりに実行してもらう行為
代表者がこれらにどのように向き合うかは、他クラス委員長の様子を見ていても、大きな課題だと感じました。
『提案』するメンバーには、活躍できる場所と機会を与える。
『要望』だけのメンバーには、気持ちを受け止めてあげる器を用意する。
単純に、個別の直談判に対応することも負担になるケースがあるので、オープンの場でやり取りする制度を考える必要がありました。

【3月中旬】

▼施策
『委員長日誌』
毎日、1,000字程度の日誌を投稿する。(HRのTime&Topicが1,000字なので参考に)
代表者が何かを”する”、”しない”の選択を、どう考えて決断したのかプロセスを共有する。
それを見て、コメント欄で感想を書いてもらう。
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◆うまくいった点
①すべてがオープンになり、疎外感が生まれない
決断までのプロセスをすべて公開することで、「知らない間に一部の人たちで動き出して、クラスに出遅れてしまった」感が軽減された。
必ず毎日、クラスグループで動きがあるので、「クラスに参加したけど、何も動きがない」不安がなくなる。

②提案と要望をコメント欄で伝えられる
クラスメイトからの提案を受けて、委員長が施策を実行する。翌日の日誌にそのことを取り上げる。日誌→コメント欄→日誌…のサイクルが誰でも見られる。
要望についても、きちんと伝える場所があるので、受け止めてあげられる。

③委員長がどんな人か伝わりやすい
これまで交流が少なかったメンバーにも、まずクラスの代表者である委員長がどんな人物なのか、毎日の日誌とコメント欄の返信で人となりが分かる。
また、クラスメイト間の交流も生まれる。

◆気になった点
①委員長の労力が発生する
シンプルに、毎日1,000字投稿する労力が発生する。
以前からTwitterやコラムで文章を投稿しているので苦ではないが、時間はかかる。

②日誌の既読率のチェック
何事も簡単に結果が出る訳ではないが、あきらかに求められていない施策にリソースを割くことはもったいない。
クラスメイトが読むのに負担になる文章量やペースでないか?
公共性がありつつ、固い文章になっていないか?
自己完結せず、クラスメイトが参加する”余白”があるか?
毎日の既読率、いいね数、コメントで反応をチェックする。
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■改善点
ありがたいことに、委員長日誌については好意的な意見が多く寄せられました。
「毎日の委員長日誌がルーティンとなりました。いつも楽しみにしています」
「岡本さんや、クラスメイトのことを知ることが出来て、みんなを好きになりました」
結果が出なければ軌道修正しようと思いましたが、平均数値も悪くなく、おかげで1ヶ月続けることが出来ました。
(平均数値:既読率90%、いいね数45%、コメント数0は1日だけで毎日平均3人)

課題としては、①生徒会業務との両立と、②クラスメイトの活躍です。
まず、①生徒会業務との両立
過去にアドバイスメンバーを経験させていただきましたが、アドメン制度から引き継いだ業務をやりつつ、前例のないクラス制度で40名もの大人の集団の代表を務めるのは、未熟な私にはなかなかタフだと感じました。
何事も軌道に乗るまでの立ち上げ期が大変ですが、3月は生徒会とクラスが同時スタートなので、リソースを配分するバランスが難しかったです。
生徒会:制度の土台が出来ていて、同じ肩書きの頼れる生徒会メンバーがいるけれど、PG全体に関わるので責任を感じる活動
クラス:委員長の判断一つでどれだけコミットするか決めることができるけれど、他に任せられる人がいない活動
(副委員長やクラス委員を擁立するにしても、完全ランダムでクラス分けされているため、権限を委譲するメンバーの選出に慎重になる)

これについては、毎日の委員長日誌で「現在クラス活動にコミットできないのは、こういう理由があるからです」と伝えました。
クラスを放置している訳ではなく、事情があるのだときちんと伝えることでお互いの不安が減り、支え合うことが出来ました。
私の未熟さや弱さを隠さないことで、むしろ信頼関係が築けていった気がします。
支えてくれたクラスメイトには、感謝しかありません。

次に、②クラスメイトの活躍
クラスメイトが自主的に立案・活動することを特別禁止はしませんでした。
ですが、委員長の手前、なかなか自分から「これをやります!」と宣言をして行動に移すことは難しいと思います。
また、出来ることなら誰かに役割を与えられたうえで、満足感を得たいと思う受動的なメンバーもいるでしょう。
そのようなニーズに応えるため、企画を打ち立てて参加を促すことが委員長の役割だと考える人もいるかも知れません。
しかし、力不足の私では生徒会との両立をしながら、積極的なクラス企画をおこなうのは難しい。
委員長がクラスの土台を作った後は、「クラスメイトが火の玉」となって活性化する仕組みが必要だと考えました。

【3月下旬】

▼施策
『#火の玉宣言』
ハッシュタグ『#火の玉宣言』を付けて、企画立案スレッドを立ち上げることができる。
企画内容、目的、募集するチームスタッフなどを書きこむことで、クラス内の反応を知ることができる。
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◆うまくいった点
①クラスメイト主導でクラスが活性化する
これまで委員長日誌のコメント欄で「こんな企画を考えています」「こんなことがあったらいいですよね」と温められていたアイディアを、実行に移すことができる。
その企画を委員長日誌で取り上げてクラス内に周知したり、いざというときは委員長と相談しあえる。

②責任者が明確になる
企画のよくある失敗例は、「誰がトップか分からず熱量が分散してしまい、いつしか自然消滅すること」だと、中田さんもHRでたびたび経験談を紹介してくださる。
命名を『火の玉宣言』とすることで、自分が「火の玉(責任者)」だと、「宣言」することが求められる。
これによりトップが明確なので、熱量が維持されやすいことを期待。

③当初のテーマであった「委員長や運営の役割を経験する」が達成できる
委員長が一か月間、毎日委員長日誌で火の玉であることを行動で示して見せることで、クラスの土台が固まりつつある。
その上で、当初やりたかったテーマの「トップの役割」を”小さな企画ごと”に誰もが経験できる土壌が出来上がった。

◆気になった点
①放置ではなく、見守る
始まったばかりの制度だが、すでに何名か立案してくれている。
一か月の間、他クラスの制度を見聞きしたり、委員長日誌のコメント欄で温めていたアイディアをようやっと実行に移せると、モチベーションの高さを感じる。
企画の内容については、基本的にクラスメイト主体に任せて口出しをしない。
成功も失敗も、自分の責任で経験するからこそ糧になると考える。
もちろん、万一トラブルが起こった際には、この制度を考えた委員長の責任なので、すぐに対応できるようにする。
放置ではなく、見守ることを意識。
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■改善点
これまで1組は毎日スレッドが立っていたが、すべて委員長日誌によるものでした。
『火の玉宣言』制度以降は、誰でもスレッドを立てられるため、グループ内の情報が混在して視認性が悪くなることが懸念されます。
よって、委員長日誌の毎日投稿を廃止しました。
今後は、クラス内が活性化しているか、沈静化しているか状況を見ながら、内容や頻度を考えつつ、定期的に委員長日誌を投稿する予定です。
まだ始まったばかりの制度なので、これからが楽しみです。

【まとめと今後について】

『1組の3月の流れ』
毎日の委員長日誌で1組のみんなと交流が深まる。

温まった熱で「火の玉宣言」が続々と上がり、クラスメイト主体で1組が動き出す。

委員長は見守りつつ、生徒会の業務を頑張る。

個人的には、理想のバトンタッチができたと思っています。
今後は生徒会ビギナーサポートチームとして新たな施策に取り組みつつ、1組のクラス活動にも注力します。

最後になりますが、中田さんを始め、みなさんに感謝を。
40名もの集団の代表者になることは、中々できることではありません。普通に中小企業規模です。
外の世界では、すべての選択と決断に重い責任(任命責任、結果責任など)が生じます。
ところがPGでは、それらの社会活動とは比較にならないほど少ないリスクで、同じような経験をさせていただけます。
私はそのことを、信じられないほどありがたい環境だと思っています。

また、PGには中田さんのチャレンジ精神と前言撤回の文化が浸透しています。
とにかく行動をし、結果と状況を見ながら軌道修正をくり返し、成功するまでやり続ける。
そんなポジティブな文化を共通理念としたメンバーと一緒に活動できることは、非常に幸せなことだと思います。
私にあらゆる経験をさせてくれる、関わってくれるすべての方々に感謝しています。

成功も失敗も、PGの共有財産として、更によりよいコミュニティとなるよう、少しでも恩返しができれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。