「咽び泣きって、中田さんがよく言ってるやつでしょ? 繊細さんを表す言葉だよね。でも、アイドルってなに?」
「たまにコメントで、プリンセスとか、プリンスとか、Tearsって見るけど、いったい何のこと?」
「中田さんや、5000人に影響を与えるアイドルって本当!?」

初めまして。私の名前は、ダン・ナンダーソン特派員。
PROGRESS内のトレンド情報を、日夜追いかけている。
これはあまり大っぴらに言えないのだが…。
ダン・ナンダーソンは、実は偽名なのである。
公平かつ、自由に真実を追い求める活動に支障が出ては困るので、身分を明かせない事情を、どうかご理解いただきたい。
今回は、最近噂の『咽び泣きアイドルTears』についてレポートをまとめたので、みなさんにも共有したいと思う。

Tearsとは、アイドルグループである

Tearsは、主にPROGRESS TVで配信活動をしている。
メンバーは全部で3人だ。
プリンスおはらん(小原匡博)
プリンスしょーた(祖傳祥太)
プリンスゆーき(岡本裕樹)

では、どんな活動をしているのだろうか。
結論から言おう。
おじさん三人が、深夜にだらだらぐだぐだと、中身のない雑談をくりかえす茶番配信。
それがTearsのメイン活動だ。
歌わないし、踊りもしない。
ではなぜ、そんな非生産的な配信に、一部カルト的な人気が生まれているのだろうか。

その謎を解き明かすため、私と一緒にこれまでの配信を振り返ってみよう。
きっと彼らの魅力が伝わるはずだ。
Tearsを楽しめたとき、あなたの豊かなPROGRESSライフは、さらに充実したものになるだろう。

第1回 【フラーシアおはしゃぎ3人衆のクリスマスパーティー】

2020/12/25 23:30~
https://www.facebook.com/100004255152482/videos/1890716097746877/
アイドル前夜。
おじさんたちがサンタ、トナカイ、豚の被り物(?)をして、おはしゃいでいる。
(なお、”おじさん”とは年齢で区別しているわけではなく、彼らがみずから呼称している。あくまでもユーモアと受け取っていただきたい)

クリスマスに、一人さみしくコンビニのケーキを食っていた小原は咽び泣いていた。
あまりの寂しさに耐えきれず、そでんと岡本に声をかけて配信を始めたのだ。
この調子で一年後にも寂しいからと呼び出されて、拘束されてはたまらない。
小原に恋人ができるよう、理想のデートを視聴者に相談しながら考え始めた。
配信の終了条件は、小原のデートプランに、視聴者が太鼓判を押すこと。
もしくは、翌日のHRで中田敦彦氏に注目していただけるよう、配信中に100いいねを獲得することだ。

デートプランの綿密な打ち合わせが、繰り返しおこなわれた。
待ち合わせの時間、デートスポット、パスタの種類、手をつなぐタイミング……。
告白をするたびに視聴者からのダメ出しをくらい、失敗しては咽び泣く世界線を渡り歩いた。
そのたびに、何度でもプランを練り直すおじさんたち。
あっという間にクリスマスは終了し、日付をまたぎ、なおも議論は繰り返された。
そして一時間後、練りに練った一ヶ年プランの是非が視聴者にゆだねられた。
コメント欄には――
「プランでOKするかは判断できない」

視聴者の反応に惑わされ、様子を伺い、ふらふらしていたおじさんたちのプランは、無残にも散った。
咽び泣きルートを回避することはできなかった……。
頼みの綱のいいね数は、32いいね。
心が砕け散ったおじさんたちは、振り絞るようにつぶやいた。
「僕たちは咽び泣くことしかできない」
咽び泣き――Tearsが爆誕した瞬間であった。

第2回 『Tears』デビュー配信!

フラーシア発(初)の咽び泣きアイドルユニット『Tears』のデビュー配信♪
2021/01/19 23:00~
https://www.facebook.com/100004255152482/videos/1912175705600916/
クリスマスに盛大に散ったおじさんたちが帰ってきた。
なぜか、アイドルとして……。

PROGRESSには、男女を問わず、多数のアイドルグループが存在する。
群雄割拠のアイドル戦国時代に、なにを血迷ったか参戦を表明したのだ。
配信が始まった途端、某「夢の国」を彷彿とさせる曲を響かせて、オリジナルPVが披露された。
だが、リーダー小原が来てくれたファンに対して、ウェーブを送ったり送らなかったり選り好みをした結果、すぐさま大炎上。
デビュー会見と謝罪会見を同時にこなしつつ、意気込みをふんわり語りだした。
「アイドルって、何すればいいんですかね?」

優しい視聴者から、まずはメンバーカラーを決めようとアドバイスをもらい、そのまま配信中に募集を始めた。
結果は以下の通り。
岡本――青
そでん――ピンク
小原――肌色……だったが、本人のわがままと、時代の流れを鑑みて、オレンジとなった。

また、メンバーを「プリンス」。
ファンを「プリンセス」と呼ぶことに決定。
たまたま配信日に誕生日を迎えたプリンセスがいたのだが、すぐさま三人でハッピーバースデーを歌ってあげた。
結成したばかりなのに、なんという手厚いファンサービス。
アイドルの才覚を持った三人だからこそ、なせるわざか。

さて、ここまで説明したが、まだ彼らがアイドルだと信じられない方もいるのではないだろうか?
配信時も同じように、疑り深いコメントが見受けられた。
彼らはそうした人たちに向けて、デビュー前だというのに、ファンに囲まれている証拠写真を公開してくれた。
そこには確かに、そでんと小原が”出待ちしていた女性ファン”へ丁寧に対応している様子が写っていた。
私も視聴者も、この時点で確信した。
Tears――彼らは正真正銘のアイドルだと。

「OPに流されたPVをたくさんの人に見てもらえるよう、PROGRESS Theaterにぜひとも投稿してほしい……!」
だが、そんなプリンセスたちの願いは叶わなかった。
配信終了後、関係者各位に届いたFAXには、こう書かれていた。
「おはしゃいでるところを、中田敦彦氏に見つかりたくないと小原が咽び泣いたため、Theaterへの動画投稿を断念いたしました」


非常に残念であり、リーダー小原の勝手なふるまいに咽び泣いた。
しかし、だからこそ配信でしか見られないPVは、一部のプリンセスたちと共有できる楽しみと、特別感があることも事実なのだ。

第3回 咽び泣きアイドルTears~バレンタインSP配信~

2021/02/14 23:00~
https://www.facebook.com/100004255152482/videos/1933481443470342/


アイドルとして衝撃的なデビューを飾ったTears。
謎のクリエイティブなマネージャー『non』により、ロゴが作成され、ますますパワーアップ。
さぞかし番組進行も、入念に練られた台本があると思われるだろう。
だが、プリンスが必ず毎回、発する言葉がある。
「今日、何するんですか?」
配信が始まって15分を経過したぐらいで、ようやく何をするか話し合うのがお決まりのパターンだ。
「チョコレート何個もらった?」
「よくそんなこと聞けるな!(泣)」
考えたあげく、男子高校生がするような、中身のないトーク。
一見して無責任にも思えるが、「このさぐりさぐりトークしていく感じが、ジワジワきてたまらない」と、謎の中毒性が評判だ。

なにより、ファンサービスが手厚い。
「あと5分で日付が変わったら誕生日なので、プリンスにハッピーバースデーを歌ってほしい!」
ZOOMのタイムラグが極まりすぎて、初対面グループのほうがまだそろうレベルなのだが、みんなを笑顔にしてくれる。
なかには「ファンじゃないので、私のことはプリンセスと呼ばないでください」と照れている人も多数いる。
そんなプリンセスに限って、毎回深夜スタートの配信に駆けつけているのはお約束だ。

そう、Tearsは基本的に深夜に活動をしている。
これは中田敦彦氏が寝静まった後に、心おきなくおはしゃぎするためだ。
だが、ここで一つの疑惑が浮上する。

「最近の中田さん、『咽び泣き』って言葉を使いすぎじゃない……?」
もちろん、中田敦彦氏はTears結成の前から「咽び泣き」を使っていた。
だが、同時期のオリラジチャンネル(2020/12/27 23:00~)でも確認できるのだが、「うつむく、泣き叫ぶ、血しぶきをあげてぶっ倒れる」と、表現が固定化されていない。
いわゆる「咽び泣き勢」の呼称が定まっていないのだ。

ここで一つの可能性が、輪郭をあらわす。
そう。
実は、こっそりTearsを追いかけている可能性だ

つまり、中田敦彦氏は、【プリンセスあつひこ】なのではないか……?
信じるか信じないかは、あなた次第だ。
だが、真実はいつも一つ、の言葉も添えておこう。

第4回 咽び泣きアイドルTears~ホワイトデーSP配信~

2021/03/14 21:00~
https://www.facebook.com/100004255152482/videos/1956209657864187/
ホワイトデー当日。PGアイドルたちは順次配信をおこない、思い思いの形で感動と熱狂の渦を作り上げていた。
もちろん、われらがTearsもその一翼を担っていた。

バレンタインデー配信で、プリンスがチョコを貰えなかったと咽び泣いていたが、にわかには信じられなかった方も多いだろう。
その通り。
プリンセスは、本当にチョコを渡していいのか、恥ずかしがって遠慮していたのだ。
そんな恥ずかしがり屋さんたちのため、プリンスしょーたは5時間かけて一路東京へ。
ファンミーティング(ファンは遠征しない優しいスタイル)で、撮影した集合写真が公開された。
プリンスしょーたを大量のプリンセスが囲んで、満面の笑み。
テーブルには数えきれないほどのチョコレート。
ただの一般人では、ありえない光景だ。
会いに来るアイドル。まさに最先端。

さらに、早くも第2弾PVが公開!! 
子供たちの邪魔をしないよう、深夜の公園でおじさんたちがおはしゃぎしている。
花を愛でたり、カメラに向かって笑顔を手を振ってくれたり、遊具で無邪気に遊んでいる姿は尊みが極まっている。
一見の価値ありだ。

また、今回はアイドル番組らしく、楽しい企画をたずさえてきた。
きっかけは、前回配信のコメントだった。
「プリンスへ。プリンに醤油をかけたらウニの味になるそうですが、プリンにお酢をかけた『プリン酢』は、どんな味がするのでしょうか?」
プリンセスからの熱い要望は無視できないところが、彼らの一流たるゆえんだ。
この企画のために、プリンスしょーたは特大バケツプリンに一年ぶりに挑戦した。
そして過去の自分を超えて、完璧に仕上げてきた。
お菓子まで作れるアイドル。ポイント高すぎくんだ。
プリン酢の実食シーンは、PROGRESS TVの歴史に燦然と輝くだろう。

それだけではない。
アイドルの『公開壁ドン企画』まで敢行されたのだ。
当日、PROGRESSの男性陣が、それぞれのスタイルで壁ドンする作品がTheaterに投稿された。
Tearsからも、プリンスしょーたプリンスゆーきが参戦し、プリンセスは歓喜の声を上げた。
それと同時に、咽び泣きもした。
プリンスおはらんが、いなかったのだ。
いつまでも、プリンセスを悲しませてばかりのリーダーではない。
コメント欄で言ってほしいセリフを募集したうえで、みごと期待に応えたのだ!
キュンキュンしすぎて倒れても大丈夫なように、AEDを用意して視聴することをすすめる。

第5回 咽び泣きアイドルTears~プリンスしょーた誕生祭SP~

2021/03/26 23:00~
https://www.facebook.com/100004255152482/videos/1966539820164504/
この日は朝から、いつもと様子が違った。
朝のHRが中止となったのだ。
毎日、一時間喋ることが苦ではない中田敦彦氏といえど、常に多くの巨大プロジェクトに挑戦し続けている。
事情は分かっているし、誰も不満は抱かない。
むしろ、たまにはゆっくり休んでほしいと望むメンバーが大半だろう。

だが、この日はプリンスしょーたの誕生日。
なにか因果関係があるのではないかと、考えをめぐらすのは自然な流れだ。
想像してほしい。
もし、コメント欄でプリンスしょーたから、直々に誕生日の報告を目にしたらどうなるだろうか?
平静を保っていられる人間など存在しない。
隠れファンだった、【プリンセスあつひこ】のオタバレは不可避……っ!!
それならばいっそ……。

プリンセスの間では、もっぱらその噂でもちきりだった。
たしかに、ありえない話ではない。
いや、きっとそうに違いない。
いつの間にかTearsは、5000人に影響を与えるまでになっていたのだ……。

残念がるプリンスしょーたに元気を取り戻してもらおうと、みんながホールケーキを持ちよった。
プリンスゆーきはケーキ屋の女の子に、「プレートのお名前はどうしますか?」と尋ねられた際、「『プリンスしょーた』でお願いします」と答えたら笑われたそうだ。
地元山口県の星、プリンスしょーたの誕生日ケーキを担当できることが、相当嬉しかったのだろう。
そのままにこやかに、ホールケーキを深夜にもりもり食べるアイドルたち。
なんて愛くるしいのだろうか。

えっ? もっとお近づきになりたいけど、アイドルだから恋愛禁止じゃないか?
大丈夫。そんじょそこらの一流アイドルじゃない。
なんと、独身のプリンスにアプローチをかけることは禁止されていない……!
むしろいつでもDMを待ち望んでいる。
安心してプリンスの胸に飛び込んでくるといい。

あなたはすでに、プリンセス

さて、駆け足でこれまでの歴史を振り返ってきたが、いかがだったろうか?
日本中はもちろん、オーストラリア、ドイツ、NYやボストンなど、世界中のプリンセスから熱い応援が届けられる。
以下に、熱烈なコメントの一部を紹介しよう。

めっちゃオモロいw
お腹がちぎれる(笑)
笑いすぎて脇腹つった!
中毒性がある
不思議と癒される配信
昔のTVこんな感じだったなってエモくなりました
初期のTVのイカれ感が戻ってきた
(Tearsに生産性は求めていない)
これだからTearsはやめられないのよ!

また、自分たちの配信以外にも、着実に活躍の場を広げている。
クイズバトル!YouTube大学」2021/04/06 22:00~
テーマ『オンラインサロン活用法』
(クイズ番組に頭脳派アイドルとして出場)

中国地方天才アイドル『Tanys』写真集
(Tearsのオマージュ企画)

クラス対抗!創作ラーメン大会4/27実食!企画発表配信
(フラーシアクラス代表)

Tears――
それは、あなたに笑顔を届けてくれるアイドル
強さに疲れたとき、いつも側にいてくれる
「大丈夫ですよ」
もう、咽び泣かなくていいんだ

膨大な情報量に目が回り、使われてしまうときもあるだろう。
逆に、なにから楽しめばいいか戸惑っている人もいるだろう。
そんなときは、Tearsを見ればいい。
ここまで読み終えたあなたは、すでに立派なプリンセスだ。
私のレポートが、あなたの豊かなPROGRESSライフの一助になれば幸いである。

著:ダン・ナンダーソン特派員